こんにちは。
三条まいです
(初めましての方はこちら)
家族というのは非常に悩みが多い分野ですよね。
衝撃的なデータになりますが、
殺人というのは、被疑者(加害者)が
親族である割合が51%なんですよね。
コロナ渦で
家族内殺人が増えているというデータもあります。
president online 「家族による殺人増加」家にいるほど身内への憎しみが増幅するメカニズム
https://president.jp/articles/-/40256?page=3
それくらい、
家族内でちかいからこそ
愛情や期待、
失望と憎悪が渦巻く関係と言えるでしょう。
家庭という密室だからこそ通用する
暴言が横行しやすいんですよね。
みなさんが離婚を考えるのは、
モラハラが原因の事も多くあります。
もくじ
1.モラルハラスメントの病
モラルハラスメント(以下モラハラ)
は最近では有名になっていますね。
モラハラは、加害行為をする人の側の問題です。
「夫婦改善の中で夫のモラハラがおさまった!」
と言われることもあります。
このことばを読むと、
モラハラは「妻次第で治るのでは?」と
勘違いされることがあります。
しかし、
夫婦ケンカの中で暴言が増えてのモラハラと
日常生活の中で人格否定を続けるようなモラハラはそもそもの
スタートが違います。
今回は、モラハラの定義と
モラハラされてるかも?と思ったら
気を付けることをお伝えします。
2. モラハラとは?
モラルハラスメントが
日本で法的に認められたのは2000年に入ってからです。
ドメスティックバイオレンスに関する法律
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(DV法)の一部が
2001年に施行されました。
2002年に完全施行され、
夫婦間であっても暴力は犯罪であると法的に認められました。
逆に言うと、
それ以前は
夫婦や家族だから暴力や暴言はあると、
見過ごされてきた分野であるということです。
こわい~( ;∀;)
①身体的暴力(小突く、殴る、ける、殴るふりをする、包丁を突き付ける、モノを投げる)
②精神的暴力(脅す、侮辱する、誹謗中傷する、無視する、自尊感情を傷つける)
③経済的暴力(生活費を入れない、制限する、経済的自由を奪う)
④社会的暴力(行動や交友の監視・制限、外で働くことを妨害する)
⑤性的暴力(性交渉の強要、避妊に非協力、堕胎の強要)
こんなのがDVとして
認められてます。
3. 自分がモラハラされてるかも?と迷う時は
家庭内のDV(精神的暴力)は、
密室の中で行われます。
また夫は社会的に
外見では大変によい人であることが多いのです。
ついついご相談される方も
「べつに殴られてるわけではないから」
と前置きしたくなる気持ちになります。
「もっとひどいことをされている人がいるのに、
わたしは大丈夫なんですけど・・・」
と言った前置きも多いです。
また、外見が大変よく人当たりのよい
夫であるからこそ、
家庭内で豹変するのは
妻であるわたしが悪いところがあるのではないか、
と自分を責める方も大変多いのです。
わたし自身も振り返っても
そういう気持ちがありました。
会社員をしている夫なのに、
家の中では
”こんなことを言うなんて!!”
とわたしが原因だと長らく感じていました。
じわじわと相手を責め続けるようなモラハラは目に見えない特徴ゆえに、
暴力や虐待を受けている被害者自身にも
ココロがボロボロになるまで暴力の被害者であることに気づかせません。
カウンセラーが語る モラルハラスメント 人生を自分の手に取り戻すためにできること 晶文社 谷本恵美(2012)
わたしたちがモラルハラスメント的な行為をすることは誰にでも可能性はあります。
つい声を荒げてしまったり、
すごく八つ当たりしてしまうこともあるでしょう。
しかし、
精神科医のイルゴイエンヌは
精神的DV(モラハラ)をこう書いています。
人を人と思わず、うそをついたり、相手を操ろうとしたりすることから始まり、
それが始まった段階で止めてしまわなければ、それは次第に悪辣なものになっていき、被害者の心の健康に重大な影響を及ぼす。
モラルハラスメント イルゴイエンヌ ,紀伊国屋書店(1999)
「人を人と思わない」
「相手を操ろうとする」
言葉遣いの荒い人や、機嫌が悪くて八つ当たりする状況との違いでしょう。
☑ あなたを否定するような「人を人とも思わない」コトバを言う
☑ 「常にわたしが悪いのではないか」と不安になってしまう
(=「人を操ろうとしてくる」例”お前の言い方が悪いから”など罪悪感を持たせるような言葉を話す)
☑ 上記のようなことが長期間にわたり、継続的に続く
まとめ
モラルハラスメントは
最近に法的に認められたものです。
まだまだ日本では
家庭内の暴力に介入することはあまりありません。
日本の女性は、妻は夫をたてるという感覚もまだまだ強いからこそ、
「夫がわたしのことを悪く言うのは、わたしの至らないところがあるからではないか?」
という不安をかきたて
恥ずかしいと言えなくなることも多いのです。
しかし、
簡単なチェックポイントを書きましたので
もし当てはまるなという方は
ぜひ、自分は被害を受けているということを知ってくださいね。
まずはそこから、始まります。
誰もあなたのことを継続的に人格否定をする権利はありません。
あなたは素晴らしい人間です。
この世の中に必要な存在なのです。
まずは、モラハラかも?と思って
この記事を読んでくださった
あなたの大変な勇気に敬意を♡
あなたの幸せを応援しています♪
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