学力テストでは測れない。非認知的能力とは何か?

こんにちは。

子どもが自分らしく生きるチカラをはぐくむ子育てへ
子育てコーチの三条まいです。

今日のテーマは非認知的能力です。

1.勉強ができる!(=認知的能力が高い)の魅力って?

たとえば、

・知り合いの子どもが東京大学に合格した。
・ママ友の子どもが名門の私立の中学受験に合格した。

・子どもの同級生が公文式で3学年も先のさんすうの学習をしている。
・習い事でよく会う小学生が、英検4級に合格した。

などなど

こういったことを聞くと
どんな気持ちになりますか?

「うちの子どもももっと学ばせるべきなのでは」
「このままではうちの子は落ちこぼれるかもしれない」

と考えたりしますよね。

親にとってよくあることです。

こんな風に
知的な能力の向上は
親にとってすごく魅力的で、
すごく分かりやすいものです。

できたできないがはっきりしていますからね。

非認知的能力の議論のきっかけともなった
「成功する子失敗する子」では
このように書かれています。

「知能至上主義に抗しがたい説得力があるのは否定できない。この価値観で語られる世界はすっきりと整い、すがすがしいまでに直線的であり、こちらのインプットであちらのアウトプットにつながるという図式を明確に示す。」ポールタフ,英治出版,成功する子失敗する子,p15(2013)


2.非認知的能力ってなんで重要なの?

ということで、
分かりやすく成果が見える
幼児向けの知育教育というのは
大きな産業でもありますよね。

公文式や七田式、小学校受験や
中学校受験などなど。

中学受験を考えるなら
小学校低学年から塾に行かせるのは
あたりまえになってきています。

そんな魅力的な

学力的な能力=認知的能力ではなく
非認知的能力はなぜ重要だと思いますか??

事の始まりは、2000年にノーベル経済学賞を受賞した
ジェームズヘックマンさんという超天才経済学者が
見つけた実験です。

ヘックマンさん
ヘックマンさん

つまり、「頭がよくても先のことを考え、作業に当たる時の粘り強さ、環境へ適応するチカラは

すごく重要」だということです。これを「非認知的能力」と名付けました。

ヘックマンさんの気づき

高校を中退しても能力的に高ければ高卒資格がとれ、大学にすすめる資格がアメリカにありました。

しかし、ヘックマンさんが気づいたのは、
その資格を取った人達は、「学力テストは高いが、その後大学などを終了することができず、失業、離婚率、違法ドラッグの使用率などあらゆる数値が高校中退者と似た数字であった」ということでした。

3.で、非認知的能力とは結局なに?

 非認知的スキルとは、
「やりぬく力、好奇心、自制心、楽観的なものの見方、誠実さ」といった
気質の総称として使われます。

日本では、文部科学省において、
社会情動的スキルと言っており「育ち学びを支える力」として
「好奇心、粘り強さ、協同性、自己調整」としています。

(参考資料:令和3年7月20日中央教育審議会 初等中等教育分科会
幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会 参考資料集
 )

まとめ

非認知的能力とは、「やりぬく力、好奇心、自制心、楽観的なものの見方、誠実さ」といった
性格の総称です。

非認知的能力は、人生を生きていくうえでとても大切なチカラです。

いかがでしたか?
読んでくださってありがとうございます。

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