おうちの中が明るくなる&子どもが話したくなる聴き方

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こんにちは!

現役臨床心理士・シングルマザーの三条まいです。

初めましての方、詳しいプロフィールはこちら

三条まいの自己紹介

普段は、6歳~大人(保護者の方)を対象に、年間300件ほどの面談しているスクールカウンセラーです。

また、臨床心理士のスキルと、自分自身の離婚の経験を生かして、パートナーシップコンサルタントとして、
30~50代の女性のコンサルティングも行っています。

女の人生、もっと自由でいいじゃない♪

をモットーに、離婚しても結婚しても幸せに生きる女性が増えたらいいなと思って活動しています。

今回の記事では、こころの専門家として、おうちの暮らしの中で使ってほしい知識をお伝えしていきます。

この記事の内容を実践すると

  • 子ども・夫・周りの人が心を開いて話してくれるようになる
  • お家の中のコミュニケーションが激変する
  • 感情のパワーとうまく付き合えるようになる

こんな効果が得られます♪

聴くことに悩みがある人は少ない?

臨床心理士は仕事の大半が「聴く」ことであり、聴くことの専門家です。

でも、本屋さんやAmazonでよく見かける本、ヒットした印象に残っている本を思い返してみると、「話し方」をテーマにした本の方が実に多いです。多くの人は、「話す」ことに関する悩みや興味関心がある一方で、「聴く」ことについて悩んでいる人は少ないようです。

では、今回の記事はなぜ「聴く」ことをテーマにしたのでしょうか。

なぜ「聴く」ことが大切なのか

三条まいの体験記 ~聴いてもらう体験がないとどうなる?~

みなさんは、聴いてもらう体験をこれまでにしてきましたか?

わたしは一人っ子だったのですが、育ってきた過程であまり自分のことを聴いてもらう経験がありませんでした。

例えば「~~がいやだ」と話したりすると、親からは「社会はそんなものだ」「嫌なことがあって当たり前だ」と言われてきました。「~~がつらい」と話しても、「そんなこと言っていたら社会でやっていけないよ」と言われたり。

そういった会話の中で、自分のネガティブな感情をずっと否定されてきていたんですね。

すると、20代の頃になって、自分自身ががいま何をどう感じているのか、よく分からないという状況に陥りました。

気持ちを抑圧しているので、その頃は怒ったり、人とケンカしたりすることがよくありました。感情を抑圧している分、エネルギーが漏れ出して、人に対して批判的になりやすくなっていたんですね。そうして、自分の感情の波に飲み込まれてしまうことが多々ありました。

自分の感情を癒してくれた「聴く」キャンプ

20代の頃に始めた自然体験やキャンプのボランティア活動の中で、「聴く」ことを大事にしているキャンプと出会うことになります。

このキャンプでは、今どういう気持ちでいるのかという、「聴く」ことをとても重要視していました。

スタッフの方はカウンセリング的なトレーニングを豊富に積んだ方で、「これがカウンセリングなんだ」「これが聴いてもらうってことなんだ」と初めて体感できた経験でした。

キャンプの活動でいろいろな体験をしていく中で、心に余白が生まれて様々な心の動きが出てきます。その気持ちを聴いてもらうという経験をすることができたのです。

誰かが話を聴いてくれることで、自分自身の力が強くなり、自分でセルフケアに動き出せるようになっていきました。

こうした経験があって、本当に「聴く」というのはすごいことだなと感じるようになりました。臨床心理士になりたいと思うようになったのも、このあたりからです。

こんな聴き方していませんか?

ここで、よくある聴き方の例をあげてみましょう。分かりやすいように、親子の会話をイメージしてみますね。

よくある聴き方の例1

子ども
子ども

頭が痛い

親

ずっと家にいたのに、そんなわけないでしょ

昨日遅くまで起きてたからじゃないの?あんなに注意したのに

もっと早く寝なさい

「頭が痛い」という訴えに対して、何も聞いていないですよね。。。

よくある聴き方の例1

子ども
子ども

このテレビつまんなかった~

親

そんなことないでしょ、おもしろかったじゃない

子ども
子ども

バカみたいだった!

親

いい番組だったよ

子ども
子ども

クソみたいだった!

親

そんな言い方やめなさい!!!

子どもの反抗心もだんだんエスカレートし、親もそれにつられてしまっていますね。

よくあるNGな聴き方の特徴

NGな聴き方1) 気持ちを否定している

例)気持ちに対して話していない

NGな聴き方2) 自分(聞き手)の感情・知覚を優先している

例)そんなことないんじゃない?

NGな聴き方3) 指導している

例)〇〇しなさい、やめなさい

オススメの聴き方

注意を傾けて聴く

「へぇ」「ふぅん」「そうなんだ」などの言葉で気持ちを認めます。

「へぇ」「ふぅん」なんて大した言葉じゃないように聞こえるかもしれませんが以外に大事なことです。そして、あまりしゃべりすぎないほうがいいというのもポイントですね。

相手の気持ちを言葉で表現する

例)こういう気持ちだったんだね

ファンタジーを使う

例えば、家にオレンジジュースしかないのに、りんごジュースが飲みたい!と子どもが言ったとします。

NGの例
NGの例

これでがまんしなさい

オレンジジュースもおいしいよ

りんごジュースが飲みたいという気持ちは全く悪いものではないのに、その気持ちを認めずに説得しようとすると、相手は気持ちを否定されたように感じてしまいます。

ファンタジーを使うと…

GOODの例
GOODの例

りんごジュースがあったらなぁ

ドラえもんがいたら出してくれるのになぁ

魔法のほうきに乗って取りに行けたらなぁ

りんごジュースが飲みたいという気持ちを受け止め、一緒にその気持ちを発散させる、空想で遊ぶという方法です。

ポイント! 子どもが話したくなる聴き方

子どもが感情をうまく処理できるようにサポートする

そうは言ってもなかなか共感の言葉が出てこない…

それは、自分の気持ちを私たちも否定されてきて育ったので、「へぇ」や「ふぅん」といった共感の言葉が出づらく、つい否定してしまいがちなんですよね。

会話の例は親子でしたが、もちろん大人同士でも、同じように聴いてあげるとよいですよ。

よくない聴き方5選!大人会話編

例えば、仕事帰りに会った友人が、あなたに話しかけてきたとします。

「職場で上司から仕事を頼まれたけれど、その日はもとから忙しく、昼食をとる時間もなく、頼まれた仕事に手をつけられなかった。夕方、上司から「あの仕事は?」と聞かれ、説明できなかった。上司は怒って「もういい!!頼んだ私がバカだった!!」とみんなの前で大声で怒鳴られた。

友人は、悲しさと怒りの感情をあらわにしています。

上のような話を友人から聞いたあなたは、どんな風に相手の話を聴きますか?

相手の気持ちを否定するようなNGな聴き方になっていないでしょうか?

よくあるNGな聴き方

例えば、こんな聴き方です。

  • 気持ちを否定する
  • アドバイス
  • 質問する
  • 相手をかばう
  • 分析

どんな聴き方をすると良くないのか、一つひとつみていきましょう。

NGな聴き方1)気持ちを否定する

例「そんなことで怒らなくていいんじゃない」「そんなことで怒るなんておかしいよ」

相手の怒りの感情を否定する聞き方です。

NGな聴き方2)アドバイス

例「あなたが明日やるべきなのは、上司に謝ることなんじゃない?」

NGな聴き方3)質問する

例「頼まれた仕事が出来なかったなんて、何がそんなに忙しかったの?」

NGな聴き方4)相手をかばう

例「上司も大変だったんじゃない?」「忙しい上司の気持ちもわかるなぁ」

NGな聴き方5)分析

例「上司に対してあなたが怒りを持つということは、あなたは父親に対して何か許せていない気持ちがあるんじゃないの?」

心理学にちょっと詳しい人だと、こういった分析をしたくなっちゃうこともあるかもしれませんね。

これらのような聴き方をされた相手は疲れてしまって、もうあなたに話したいと思わなくなるかもしれませんね。

では、そうならないように、どんな聴き方をしたら良いのでしょうか。

良い聴き方をするにはどうしたらいいの?

共感する

「あぁ、それはつらい経験だったね」

「他の人も見てたのに、そんな攻撃されたらなんか悲しいよね」

などのように、聴いてあげることができると良いですね。

でも残念ながら、世の中の関わりの仕方というのは、NGな聴き方の方が断然多いですよね。

だから、私たちは気持ちを抑圧して、人との関りがうまくいかなかったり、自分の感情のコントロールがうまくいかなかったりしてしまうのです。

感情には人生を動かすエネルギーがある

本田健さんが「感情は人生のすべてを動かす」と語っているように、感情には人生を動かすほどの大きなエネルギーがあります。

しかし、私たちは聞き手に感情を受け止めてもらえない経験が積み重なると、気持ちを抑圧するようになり、感情のエネルギーをうまく使えなくなっていきます。

感情のエネルギーを人生にうまく使うには、良い聴き手がいてくれて、おうちの中で感情のエネルギーをうまく回せるようになることが大切です。

そのために、上にあげたような良い聴き方ができるといいですね。

良い聴き方のポイントまとめ!

  • 注意を傾けて聴く
  • 気持ちを言葉で認める
  • 気持ちを代わりに言葉で表現する

相手が話したくなる聴き方をするためのちょっとしたコツ

ネガティブな感情への聴き方

相手の話がネガティブな感情に傾いていると、聴き手としては共感して聴くことがなかなか難しかったりしますよね。なぜなら、気持ちを否定される聴き方を自分もされてきたらです。

ついつい「そんなことないんじゃない」「そんなに悲しまなくもいいよ」と言ったり、道徳的なことを言いたくなったりします。

でも、これでは相手は、自分の気持ちを無視された、否定されたと感じてしまいます。そうならないように、気をつけたいですね。

相手の言葉を繰り返すときに注意すること

気持ちを認めるために、相手の話した気持ちや言葉を繰り返す聴き方は有効ですが、少し気をつけたいこともあります。

相手の言葉を一言一句繰り返してオウム返しのようになると、相手に反発されることもあるのです。

相手の言葉を繰り返すときには、少し言い回しを変えたりあなたなりの言葉に置きかえてたりしてフィードバックするのがいいでしょう。

例)話し手「嫌だった」「ムカついた」→聴き手「しんどかったね」「つらかったね」

何も言わなくていい時もある

特に子どもや、すごく怒っている人には何も言わず一緒にいるだけでいい時もあります。

「何かあったのかなぁ~」なんて言いながら、ただ横にいてあげるだけでいいのです。

冷たい言い方はNG!

どんなにいい言葉だったとしても、やはりこちらの気持ちが乗っかっていないと相手にも伝わりません。感情がこもった言い方になるように気をつけることは大切です。

相手のトーンに合わせる

トーンというのは、感情の深さと表現すると分かりやすいでしょうか。

例えば、話し手が軽い気持ちで話したことに対して、「それは大変でしたね…!!!」と聴き手があまりにも深刻そうに受け答えると、話し手は「これ以上もう話さないほうがいいかな…」と思ってしまいます。

感情を表現する深さも相手と同じくらいに揃えてあげないと、聴いてもらえてないと感じて、話し手が話す気を失くしてしまいます。深ければいいってものでもないのです。

このあたりのさじ加減は少し難しいかもしれませんね。

まとめ

聴き方を工夫して、おうちの中が明るくなるコミュニケーションをしよう!

聴きあう関係が作れると、おうちの中が明るくなります!感情のコントロールが上手になります!

ぜひ、今回ご紹介した聴き方を試してみてくださいね♡

この記事を動画で見たい方は、こちらもご覧ください♡

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