ソマティックエクスペリエンスは、
トラウマによる身体の不調、心の不調を改善することを目的とした
身体の神経に働きかけるトラウマセラピーです。
ソマティックエクスペリエンシング®療法について
ソマティックエクスペリエンスは、
身体の神経生理学によるトラウマセラピーです。
つらい体験をすると、
強いエネルギーが身体の自律神経系にとどまってしまうことがあります。
そのとどまりのエネルギーによって
様々な心や身体の症状が起きることがあります。
身体の記憶を頼りに、
これまでの様々な体験から、終わらせることのできなかった生理的な反応を
それぞれ完了させていきます。
そのことにより、身体的な不調、心理的な不調が改善することを
わたし自身も体験してきました。
会話のカウンセリングでは、
言語を使うことで、意識にアプローチします。
しかし、身体の感覚を使っていくことで、無意識にアプローチができるので
これまであまりアプローチしきれなかった
肩こり、頭痛、腹痛や、イライラしやすい性格や
落ち込みやすい性格なども改善していきました。
ソマティックエクスペリエンスの創設者であるピーター・ラヴィーンは
「癒しのプロセスは、劇的でなければないほど、またゆっくりと起これば起こるほどより効果的である」
と言っています。
神経生理学的アプローチで自律神経系の自己調整能力を呼び覚まし、
そのエネルギーを解放することで、少しずつ回復に向かいます。
こんなトラウマのお悩みにおすすめです
トラウマができるのは、心や身体、気持ちの困難な体験で、事故や手術なども含めて自分の安全を脅かしたと感じられるような体験です。つまり、心・身体・気持ち（感情）に恐怖を与えられ怖いと感じる（脅威を感じる）体験であれば、どのようなことでもトラウマ体験となりえます。
カウンセリングオフィス三条のカウンセリングはこんな体験を得意としています。
- 手術などの医療処置
- 職場でのストレス、ハラスメント、人間関係、ブラック労働環境
- 自分が母親としての出産期・周産期トラウマ、流産、不妊治療
- 両親の不仲、ケンカ、
- 結婚生活のトラブル 不倫・離婚・DV
わたし自身も離婚経験がありまして、この経験と向き合ってきました。
そのため、クライエントさんも
不倫による傷つきの体験、離婚による傷つき体験、モラルハラスメントによる自己肯定感の低下などを
抱えている方がたくさんいらっしゃいます。
以下のようなものがトラウマにまつわる症状と考えられています
- 心臓の動悸、めまい
- 過剰に警戒して用心深い
- ささいなことでビクッとする
- 過剰に仕事をする、予定を入れる、休まない
- 慢性的な痛み
- 不眠、睡眠障害、
- 身体を感じられない、ぼーっとする
- 心因性の頭痛、偏頭痛、
- 過敏性腸症候群（IBS）
ソマティックエクスペリエンシング®療法の特徴
ソマティックエクスペリエンスは略してSE（エスイー）療法と言われます。
SE療法の特徴は身体の感覚へのアプローチによって
無意識的なトラウマにアプローチできることが特徴です。
通常、会話のカウンセリングで、心理的にアプローチをしていきます。
思考や認知、感じ方などを検討していき、
心理的によくなっていく状況を目指します。
話し言葉、言語を使うことで、意識が使われていくことになります。
しかし、SE療法で身体の感覚を使っていくことで、無意識にアプローチができるようになります。
これまであまりアプローチしきれなかった
無意識のつながりや体験へと
身体感覚を手掛かりに取り組めます。
カウンセリングでは、これまで自分が傷ついたと気づいていなかったような
体験が身体感覚として出てくることがあります。
自分が気にも留めていなかった体験や、身体感覚に気づき完了させていくことで、
わたしたちの神経系は圧倒的にうまく機能していくようになります。
そのため、これまでの例ですと、
肩こり、頭痛、腹痛や、イライラしやすい性格や落ち込みやすい性格なども改善していったことがあります。
それにより表情が明るくなったり、前向きに
自分らしく、暮らしていけるようになってきます。
たとえば、笑顔が増えたり、
楽しいことを見つけるのが上手になったり、
落ち込みやすい性格だったのが、立ち直りが早くなったりしていきます。
わたしのカウンセリングでは、
会話も利用しますが、
必要と思われる時に身体感覚を利用するこのソマティックエクスペリエンスを
利用してカウンセリングを行っていきます。
